連休のなかびだというのに、高速道路はどこも渋滞だった。
連休と、春休みの最初の週末が重なったからかな。
やっと都内にはいっても、首都高はいろいろな理由で、細い車線をすきまなく車がうめつくしているように見える。
2時半に白馬を出てすでに4時間以上たって、すでにネタもきれてきた私たちの車内。

ふととなりの車線に並んだ、白いカローラ(たぶん)を見ると、運転していた人が、こちらをみて!!ニッコリ!!笑った。

私たちにむかって微笑んだのではあきらかになく、どちらかというと、長い渋滞に疲れて、顔の筋肉の「のび」をしたような、はりついた笑顔だった。
私は本能的にスッと目をそら・・・したんだけど、そこには、マッタク同じ光景を見てしまったにちがいない、Nさん(運転手)が、見てはいけないものをみたように目をみひらいてがたがたふるえている。(←笑いをこらえてる)

「みなまでゆうなぃ・・・」と表情で訴えて、必死にNo~!の手を繰り返したんですが、

Nさんの「つるっとしてたよね、顔が」

という一言で、笑い上戸の私は完全に落ちました。

「逃げてください!」という私、おもしろがってもう一度並ぶチャンスを待つNさん、そしてどんなに車間距離があこうとも、二度と並ぼうとしないカローラ氏・・・の攻防は、銀座あたりまで続き、渋滞で停滞した車内をおおいにもりあげてくれたのでした。
ついに、エアコンがついたー。
寒かったこのひと月の苦労(そうでもないけど)を取り返すかのように、暖をむさぼる。30度にしてやるー。
ローマ、SanPietro寺院の写真、フィルムがなくなって、ケータイで撮った分です。

「SOS」は、Cupora(寺院の尖塔のトップへ出られる)への恐怖の階段(狭い!)の途中にあって、昇降に疲れてニッチモサッチモ行かなくなった人に一抹の安心を与えてくれる緊急用ボタン。
閉所恐怖症の私は、先細りの階段をあがりながらせまりくる天井と壁を感じて、あと一歩のところで脱落しそうになりましたが、同行のMiuさんの言葉を信じてついていき、頂上に達し(あと10数段だった)開放感を味わいました。最後までがんばることって大切デスネ。

ちなみにGeratoは寺院の近くのGerateriaで食べてます。(下段左から2番目)

SanPietro寺院は、バチカン市国、カトリック教会の本山で、Cuporaは地上132mの高さです。はい、これをPiedi(足で)昇ったのですが、リッチな方にはエレベータが途中まで利用できます。(帰りはキセルしてエレベータで降りたストイックな私たち)

上段最右のCuporaの天井画は、ミケランジェロ作。大作というか巨大作、すごい集中力の持続、天に与えられた才能、ほとんど無邪気に近いその情熱、これがローマ人の信仰なのだろうか。

上段、右から2番目は、Cuporaの中から下をさっそうと歩くMiuさんを撮影。カッコイイ。


今工事中。。
本当は先週の土曜日つくはずだったけど、サイズがあわなくて、今日リベンジ、という運びになった。

狭い居室は設置のための工具とスペース確保のためにおいやられた私物で足の踏み場もない様相。
狭いので、工事やさんの独り言(とか、あー、はあーっ、うーぬっ)がむなしくひびく。いちいちあいづちをうつものでもないので、かわりにネットでラジオ(Radio105)をかけてみた。効率あがるかな。

いじょう、いぜん設置工事のつづく大田区の現場からお伝えしました。


久しぶりに39℃の熱が2日も続く風邪を引いて、週末を静かにすごしたので、「狼は帰らず―アルピニスト・森田勝の生と死」(中公文庫)という本を読んだ。

ノンフィクションですが、主人公の人間性や生き方がドラマチックなせいか、読み始めたら夢中になってしまった。
主人公の森田勝だけでなく、彼と絡み合うほかのアルピニストも、簡潔だけどよく書かれていて、魅力的でリアルだった。

森田勝は昭和12年(1937)に生まれたアルピニストなのですが、彼が登山を始めた時代、登山ブームとかもあったわけなんですが、そのへんの時代背景が、森田をはじめ、日本の登山に大きな影響を落としているんです。
戦前、戦後~昭和の時代、町の様子は映画や本で、一度は見たような気がするけれど、山、というフィールドがどんなだったか、この本を読んで、その時代の生の気分を感じたような気がした。

それで、ちょうど、♪ゆぅきーぃよ、やぁまーぁよ、われらーがナントカ~、ではじまる「雪山賛歌」という唄があるじゃないですか、あれを思い出したんです。

むかし私は、「おれたちゃ町には住めないからにィ」という最後のフシが、なんか排他意識っぽくてキライーって、それこそ長い間、海を愛し山へ足が向かなかった理由の一つでもあったのですが、ああそれって、知らないうちにバブルの時代の、空気に共鳴してしまっていたんだーーと、そこと違う空気を感じることができなかったのだーーと思いました。

それは、戦争、敗戦、その後の日本のいたるところにあふれている、いろいろな鬱屈や不条理から、開放されるような、そんな空気のあるところが、山だったのかな、ということでした。
そして、山にはいろんな意味の自由があり、それは例えば、学歴や貧富、政治ではなく、力と技術と経験でノすことのできる社会と環境があり、それ以外のことにはむしろ頓着しないほど評価されるような、なんていうか男っぽいワールドが、懐深く、しかも厳しく広がっている・・・。

そんな中での「俺たちゃ町には住めないからにィ」・・・だったのだと、この本を読み始めてすぐに、これが気づいたことでした。

実はこの本は以前読んだ「神々の山嶺」という夢枕獏の小説モデルとなったアルピニスト森田勝について、スポーツライターの佐瀬稔が書いたもの。

「神々の山嶺」を読んだとき、きっと実話もよく調べているのだろうと感じたので、関連の本が読みたいと思った。
小説のほうもまた、なんていうか、すばらしいパースペクティブもあり、最後までリアル感のある、よい作品なのでした。






新潟はかぐら・みつまたで、2005年初のスノーボード。
年越しに降った大雪のおかげで、雪は140Cmでふかふか、お天気はあったかいくらいの超晴天。新年のスタートには、超気持ちよすぎな2日間でした。

同行のMiuさんたちがとった写真

リフトのないところを歩いてオフピーストにもちょっとトライしましたが、いたずらに深雪を荒らしてしまった。。眺めはすっごいよかったけど・・・10年早いよ(by森の木)って感じ~!
重心を後ろにしてみたり、いろいろ工夫しましたが、いい感じになってきたところで、ブッシュに突っ込んでクラッシュ!2メートル手前のゴーグル(落とした)を拾うのに30分はかかりましたねー。

そんな一場面もありましたが、今シーズン、初のスノボにしては、雪がやわらかくて、見通しもよかったため、ケガもなく、ここちよい疲れと筋肉痛の今日。。あっというまにお休みもおわってしまったです。

あけましておめでとうございます。今年もよろしく。

ウェブのフォトアルバム、+コミュニティサイトのflickr.comというサイトを教えてもらった。

今日はお仕事最後の日・・・・・・の割にはいそがしいネ、っていうペースだったのに、1時間も遊んでしまった。
URLを渡して友達にシェアするだけの写真サイトと違って、ブログのようにいろいろな人に見てもらえる機会があることで、記念写真ではなく、かっこいい写真を撮ろうっていう気がしてくる。
また、ほかの人の写真も見れる---TAG(写真のラベルみたいなもの・テキスト)を検索して、画像検索的なことや、150 most popular tagsを集めてあるページから、写真を探すこともできる。
150 most popular tagsは、インデックスみたいなものなんだけど、件数に比例して、おっきいフォントで目立つので自然に目が行くデザインになっていて、とてもユーザビリティが高い。

まさに画像のブログ、視覚表現のブログが可能ですね。
もっと使いこなしたいので、みなさん使ってみて使い方教えてやってください~

http://www.flickr.com/photos/kiss/が私のページ。

写真はまだ数枚です。

上野の東京都美術館で開催されているフィレンツェ 芸術都市の誕生展へ行ってきました。

フィレンツェ出身で美術史の先生でもあるイタリア人の先生がガイドで、イタリア語のレッスンの一環であった。

朝早かったので、やや暗め(美術品保存のため)の館内で、たちっぱなしでイタリア語、はかなり過酷な状況!!
なんどとなく立ちながら寝てしまいふらふら、朝の通勤電車のように「かくっ」となったりしながらも、充実した2時間半はあっという間でした。

ウフィッツィ美術館ピッティ美術館パラッツォ・ベッキオ・・など、犬も歩けば芸術にあたるようなフィレンツェの、14-16世紀にとくにフォーカスした展示会でした。

14-16世紀といえば、ルネッサンスの胎動が動き出した時代。
日本では、鎌倉時代の終わりから、江戸時代の直前までの時期。

とくにびっくりしたのが、絵画の中の服や織物のデザインやセンスが、何百年も昔とは思えないほど素敵なこと。
さすが毛織物、絹織物が重要な産業だった都市だ。
(金融、建築、医学・・・などでもすすんだ都市だった)。

フィレンツェは、美術だ芸術だ、とつくりあげたものではないんですね。
産業や商業が活発な都市だったので、実用と合理性とデザインを理想とする人たちが、都市で日々生活していて、自然と育ってきたものだと感じました。

イタリア語は、聞く:65点、話す:10点・・まだまだ、勉強......w

友だちと夕食後、自転車で帰宅した。23時すぎぐらい。

家の近くの横断歩道までくると、なんと自宅近辺には赤い消防車が何台もとまっていて、
「こちらはXX(地域名)消防署です。緊急時ですので、ご協力ください」
とアナウンスし、車をとめている。

え?ウチじゃないよね・・・と一瞬心配したが、消防隊が入っていっているのは、向かいのマンションだったので、安心しました。

あ、そうそう、お酒とかコーラとかたくさん飲んで、可及的速やかにトイレにいきたかったんだ私は、と横断歩道をいそぎ渡り、、歩道にはやじうま、車道には消防車(全部で5台)がとまっている道の真ん中を走る。

「あぶないよー、おいっ。あぶないよー」といってくれる人がいたので、いや、大丈夫です、ぐらいに言ったつもりが、
「緊急なんですーー」と大声でこたえてしまい、大勢の人から折りたたみ自転車の折りたたみ作業を見守られることになってしまったけど、火事も大丈夫そうだし、トイレも間に合ったしよかった。

消防はしご車って、でかいなぁ。