連休のなかびだというのに、高速道路はどこも渋滞だった。
連休と、春休みの最初の週末が重なったからかな。
やっと都内にはいっても、首都高はいろいろな理由で、細い車線をすきまなく車がうめつくしているように見える。
2時半に白馬を出てすでに4時間以上たって、すでにネタもきれてきた私たちの車内。

ふととなりの車線に並んだ、白いカローラ(たぶん)を見ると、運転していた人が、こちらをみて!!ニッコリ!!笑った。

私たちにむかって微笑んだのではあきらかになく、どちらかというと、長い渋滞に疲れて、顔の筋肉の「のび」をしたような、はりついた笑顔だった。
私は本能的にスッと目をそら・・・したんだけど、そこには、マッタク同じ光景を見てしまったにちがいない、Nさん(運転手)が、見てはいけないものをみたように目をみひらいてがたがたふるえている。(←笑いをこらえてる)

「みなまでゆうなぃ・・・」と表情で訴えて、必死にNo~!の手を繰り返したんですが、

Nさんの「つるっとしてたよね、顔が」

という一言で、笑い上戸の私は完全に落ちました。

「逃げてください!」という私、おもしろがってもう一度並ぶチャンスを待つNさん、そしてどんなに車間距離があこうとも、二度と並ぼうとしないカローラ氏・・・の攻防は、銀座あたりまで続き、渋滞で停滞した車内をおおいにもりあげてくれたのでした。